忙しいスケジュール、仕事のプレッシャー、個人的な課題などでストレスを感じていませんか。
ストレスへの抵抗力は1.遺伝、2.生育環境、3.日頃の行動や思考によって決まると言われています*。私たち社会人は、3についてアプローチすることが重要です。今回は、ストレスから解放される最高のリフレッシュ方法として、ヨガと温泉の組み合わせを提案します。
*参考:ストレス対策徹底解説 原因や解消法、注意したい病気 | NHK健康チャンネル 2023/11/18閲覧
ヨガの力: ストレス解消への道
ヨガは、心と身体の健康を促進し、ストレス解消に大いに役立ちます。ヨガのポーズ、呼吸法、瞑想は、緊張を和らげ、リラックスをもたらし、ストレスホルモンの分泌を減少させることが証明されています。ヨガの実践は、心の平和と安定感をもたらし、ストレスから解放される手助けをしてくれるでしょう。
自律神経の観点から言うと、緊張状態など交感神経優位の状態から、深い呼吸を伴うヨガを行うことで、副交感神経優位の状態へ変化させることができます。一時的に自分自身をリラックスさせることができるセルフケアになります。
ストレスなどで交感神経の活動が高まっているとき、深い呼吸をすると気持ちがやわらぎます。これは、ゆっくり息を吐くことで心臓の副交感神経活動が高まるためでしょう。
鈴木郁子. 自律神経の科学「身体が整うとはどういうことか」. 講談社, 2023 p158
温泉の魅力: 身体と心のリラックス
入浴や温泉浴によるストレス解消効果は一般的に知られており、身体と心の両方にアプローチすることができます。
体を温めて血流を改善する温熱作用、筋肉や関節の緊張を緩める浮力作用、体の汚れを洗い流す清浄作用、日常から解放される開放・密室作用などにより、入浴すると心身ともにリラックス、リフレッシュできる。(中略)毎日、湯船に浸かる人に占める主観的幸福度の高い人の割合が53.9%だったのに対し、毎日は湯船に浸からない人の場合は44.0%にとどまった
RIETI – 入浴、温泉浴によるストレス軽減・予防医療の推進で日本を元気に 2023/11/18閲覧
筆者もお風呂や温泉が大好きですが、足をお湯に入れた瞬間の幸せと言ったら何にも代えがたいものです。仕事で疲れたとき、悔しかった日、むなしかった日、温かくてやさしいお湯に全身を預けてしまうと、諸々どうでもよくなってしまいます。
銭湯入浴の頻度が高い人(毎日~週1回以上銭湯入浴する)ほど「自分はしあわせである」と感じる傾向が強いことが、この調査で科学的に証明されました
⑦幸福度調査で分かった銭湯通いとストレスの意外な関係 | 【公式】東京銭湯/東京都浴場組合 (1010.or.jp) 2023/11/18閲覧
加えて温泉地や温泉街に出かけることは、非日常を感じさせてくれ、心をわくわくさせることができます。定期的に非日常を感じないと生きていけない筆者にとっても温泉は非常にありがたい存在です。日本に生まれてよかった。
日ごろ住んでいる場所から、普段行かない温泉地に移動することでもたらされるリフレッシュ効果です。温泉地は緑に恵まれた場所多いので、そこで五感が刺激され、ストレスが解消されます。
温泉のストレス解消効果とは?自分に合う効能や効果的な入り方を知ろう!|気になるお金のアレコレ〜老後の資産形成・相続に向けて〜三菱UFJ信託銀行 (mufg.jp) 2023/11/18閲覧
ヨガと温泉: 完璧なコンビネーション
今回は、温泉に入ったあと、寝る前におすすめのゆったりヨガポーズをご紹介します。お風呂上りにはしっかり水分を摂ってくださいね。
仰向けで脱力しながらできるポーズをチョイスしました。温泉だけでなく、普段のお風呂上りや寝る前、落ち着きたいとき、疲れたときにもおすすめです。
一日頑張った身体をやさしく整えよう:スパイナルツイスト
注意点:気持ちよさを感じる程度に伸ばしましょう。 ①仰向けになる。 ②息を吐きながら、右膝を両手で抱える。 ③息を吸いながら、左手を右膝に添える。右手は横へ伸ばす。 ④息を吐きながら、右膝を左側の床に近づける。顔はゆっくり右を向く。 ⑤3呼吸キープする。 ⑥反対側も同様に行う。
ぎゅうっと自分を抱きしめる:ガス抜きのポーズ
注意点:背中の下にタオルなどを敷いておきましょう。 ①仰向けになる ②膝を曲げて丸くなり、両手で膝を抱える。 ③余裕があれば、背中を丸め、頭を膝の頭に近づけるようにして、呼吸する。 ④余裕があれば、そのまま身体を前後左右にゆらゆら揺らすと腰をほぐすことができる ⑤ゆっくり呼吸しましょう。
クールダウンの定番:チャイルドポーズ
注意点:特になし。 ①正座からおじぎをして、おでこを床につける。 ②両手は伸ばした状態で手のひらを前の床につけて脱力。 ③ゆっくり呼吸しましょう。
まとめ
以上、今回は、ストレスから解放される最高のリフレッシュ方法として、ヨガと温泉の組み合わせる方法を紹介しました。ぜひ、有休をとって、新しい活力を見つける旅に出発しましょう。
参考文献等
下記書籍およびFIRSTSHIP. RYT200テキストを参考にしています。